I Know It's Over   album"Rank"1988

久しぶりの更新です。
新年の一発目はザ・スミスです。


スミスを初めて知ったのは解散した後でした。
雑誌の投稿記事で,たくさんの解散を惜しむ声を目にし,何となく気になっていました。


そして,初めて音に触れたのが,このライブアルバム"ランク"です。


最初はボーカルのモリッシーヨーデルっぽい歌い方で,イマイチかなぁと思ったんですが,聴いているうちに逆にそれが良くなってきました。
モリッシーは凄いですね。
やりたい放題に暴れまくっているといった感じです。
ジョニー・マーのギターも縦横無尽に突っ走っています。
バンドが絶頂期に達しているという雰囲気が伝わってきます。


ライブ映像は"クイーン・イズ・デッド"ツアーの中から"I Know It's Over"を選んでみました。


自分にとってスミスは間違いなく一番影響を受けたバンドです。
そして,とにかくのめり込みました。
なにより詞が圧倒的でした。
モリッシーの書く詞は自らのコンプレックスをさらけ出し,情けない感で一杯でした。
しかし,これまでこんな事を歌ってる奴なんていなかったんです。
ある雑誌では「万年思春期症候群」と書かれていましたが,全くその通りだと思います。
彼はまさに私のことを歌ってるんだと思いました。


スミスの曲はとにかく落ち込んだ時によく聴きました。
そして,助けてもらいました。
自分だけじゃないんだなぁということで,どれだけ助けになったか。


今ではめっきり聴くことも少なくなってしまいましたが,たまに聴くとやはり心が揺さぶられますね。
彼らの曲は自分にとっては体の一部のようなものです。
決して切り離すことが出来ない。



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