Twilight album"From A Basement On The Hill"2004
この曲を聴いて何を言えばいいんだろう。
ただ,ただ,悲痛で。
自分を痛めつけているとしか思えない,自虐の歌。
でも,彼はそう歌うことでしか自分を救うことができない。
そしてそれを聴く自分たちも彼の歌によって救われていく。
メロディが美しい分痛々しい・・・。
彼が自殺したということをRO誌で知った時,ショックを受けたと同時にやっぱりなという思いもあった。
自分が思うに,例えばモリッシーは,あのように歌っていても自殺することはないだろう。
彼にはユーモアがあり,世界を見返してやろうという野心がある。
しかし,エリオット・スミスは思い詰めてしまいそうな切迫感がある。
落としたら壊れてしまいそうな。
あまりにも脆く儚い。
ただ,これだけは言っておきたいのが,彼の歌は自分にとってかけがえのないものです。
本当につらい時に彼の歌を聴くと救われます。
つらいのは自分だけじゃないんだと。
そして,もちろん彼だけの訳もないのに。
彼が一線を越えてしまったのは本当に残念です。
この曲はどういう意味なのかずっとわからなかったんだけど,この動画の訳詞を見て納得した。
ドラッグに苦しんでいる自分のことを歌っていたんですね。
こちらはアルバムバージョン。
体を痛めつけながらもアルコールを止められない自分も,程度の差はあれ人ごとじゃない。
- アーティスト: エリオット・スミス
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2010/04/07
- メディア: CD
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Testify album"Brave & Crazy"1990
メリッサ・エスリッジは自分にとって珍しく,というか唯一,曲を1曲も聴いたことがないのにライブに行ったアーティスト。
ロッキング・オンかクロスビートの記事を見て,これ良さそうと思って行ったんだよね。
場所は渋谷のクラブクアトロ。
1990年の4月頃だったか。
これが初来日で,その後は来日してないと思う。
ライブは素晴らしかった。
初めて聴いても良さがわかるほど曲がよく,ボーカルは迫力満点。
とにかくライブ慣れしているような印象。
ギターのボディを叩き,表現豊かに歌を唄う。
オベーションの12弦ギターの音色が印象的で,今でも記憶に残っています。
自分が今まで観たライブの中でも指折りのパフォーマンスでした。
公演終了後,会場で迷わず1stと2ndアルバムを購入したのは言うまでもありません。
おまけでサイン色紙もついてきました。
ライブ中,気に入ったのがこの曲。
とにかく自分に力を与えてくれました。
これ,一昨年の映像です。
さすがに年と共に見た目は変化していますが,声は衰えてないですね。
ちょっとタメが効きすぎている感じはしますが。
彼女はジャニス・ジョップリンのカバーもしているので,そちらも必聴です。
- アーティスト: メリッサ・エスリッジ
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1992/10/05
- メディア: CD
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Rebel Rebel album"Diamond Dogs"1974
リアリティツアーから。
この当時56,7歳くらいか。
このツアーがボウイ最後のツアーになってしまったようですが,この格好良さはなんでしょう。
サビのギターリフは最高です。
- アーティスト: David Bowie
- 出版社/メーカー: Virgin Records Us
- 発売日: 1999/08/26
- メディア: CD
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It's Gonna Be A Beautiful Night album"Sign "☮" the Times"1987
プリンスはいろいろと凄すぎて,どれを紹介したらいいのか・・・。
とりあえず個人的に最高傑作だと思っているアルバム「サイン・オブ・ザ・タイムス」からこの曲をどうぞ。
観ましたか?
「スゲー」としか言いようがないです。
映像はプリンス本人が監督した,ツアーの様子を収めたもの。
自分は正直言ってこの作品以上のミュージックビデオは観たこと無いです。
昔レンタル屋で借りて観て,驚愕して,速攻でレーザーディスクを買いに行った覚えがあります。
彼も30年以上のキャリアですが,ペースを落とすことなく活動し,未だに素晴らしい作品を作り続けていているということには驚嘆せざるを得ません。
ベスト盤作ってもCD3〜4枚組になっちゃうもんなあ。
- アーティスト: PRINCE
- 出版社/メーカー: PAISL
- 発売日: 2004/06/01
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- アーティスト: プリンス
- 出版社/メーカー: パンド
- 発売日: 2006/02/25
- メディア: DVD
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Fall on Me album"Lifes Rich Pageant"1986
R.E.Mが解散した。
あまりに突然でビックリした。
このバンドは解散なんてしないと思っていた。
大事な宝物をなくしたような気分です。
そんな彼らの曲の中から,一番好きな曲をどうぞ。
こちらはグリーンツアーのライブ映像。
おまけでジョニー・マーが飛び入り参加したライブ映像も。
昔WOWOWでR.E.Mのドキュメンタリーが流れてて,そのエンディングにこの曲がボーカル抜きで演奏されて,そんでそれを観ていたマイケル・スタイプが「このバンドのメンバーじゃなくても,このバンドのファンになったと思うよ」みたいなことを言っていたんですが,なんか印象に残ってます。
歌詞はというと酸性雨のことが思い浮かびますが,今聴くと放射能の事にも置き換えられるような気がします。
このアルバムが出たのはチェルノブイリ事故の年でもあったんですよね。
まあ,いろんな説があって,ガリレオのピサの斜塔での実験にインスパイアされたものだとか,抑圧のことについて歌ってるんだとかありますが,いろいろな意味にとらえることができる曲だと思います。
解散は残念ですが,31年もバンドを続けていればそろそろいいんじゃないかというのもわかる気がします。
これまで出してきた作品は色褪せることはないので,これからも彼らの曲を聴き続けていきます。
- アーティスト: R.E.M.
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 1998/01/27
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Slow Emotion Replay album"Dusk"1992
ザ・ザのことは最初よく知らなかった。
が,スミス解散後,ジョニー・マーが前作「マインド・ボム」に参加という情報で飛びついた。
そして次のアルバムでは本格的にジョニーが参加ということで期待値もMAXに。
できあがってきたアルバムは最高の出来だった。
個人的に好きなアルバムのTop10に入るくらい。
アルバム中ジョニー・マー色が濃いこの曲をどうぞ。
ハーモニカといい,ギターといいこれぞジョニーマーという感じ。
もちろん詞も良いです。
彼らの来日公演は1回だけ観に行ってます。
確か川崎のクラブチッタ。
生のジョニー・マーに感動しました。
ジョニー・マーのゴリラダンスも観ましたよ。
- アーティスト: The The.
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 1993/01/26
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